ながれもの串目
材料
ながれも・串・砂糖・味噌・唐辛子
エピソード紹介 厳選素材:はばのり
採取時期はアオサより少し早い。ノリに似た形をして、ノリよりやや肉厚の海藻。アオサを採ると混じっていることが多い。
ノリの混じったものを「「はばのり」、混じってないものは、「はば」と呼ぶ。
「ながれも」とは?
正式名称不明。「流れてくる藻」、「長い藻」からきたのだろうか? アオサのようなノリのような・・・
地元の人は、かじめなどは、船で沖に出て刈って来たものより波に揉まれて海岸に打ち寄せられたもののほうが、柔らかくて美味しいと口を揃えて言うので、ながれもも然りだろうか。
囲炉裏を囲んで
昔は囲炉裏の周りに様々な串物を並べて焼いた。豆腐、魚、野菜・・・専用の串があり、豆腐は太め、魚は長くて強いもの、ながれもは細い竹串と使い分けられていた。
上から吊るした鍋から湯気がたちこめ、料理が出来上がるまでの時間、家族、来客、皆で話がはずんだ。
囲炉裏も風情があっていいが、無い場合は、オーブントースターにアルミホイルに包んで焼いても可。あわせ味噌が焦げて香ばしい。卓上ミニ七輪(珠洲特産の珪素土七輪がお勧め)に貝(ホタテのような大きな貝)をのせて串に巻かずに焼いても良い。
作り方
①ながれもをザルに入れて水洗いする
②あわせ味噌を作る
③串にながれもを巻きつけ、上からあわせ味噌を塗り、焼く(味噌でながれもを和えてから、巻きつけても良い)
◎竹串の先にダイコンの輪切りを刺して止める
◎食べる時は串からながれもを外して、一口大に切る(串から直接に食べようとしても噛み切れない)
ながれもをきれいに洗い、ザルの底に薄くため、すのこに裏返す。天日で乾燥させる。ながれものノリ風のできあがり。
焙ってしょうゆをちょっとたらして、ごはんに。