切干大根と油揚げの含め煮
材料
切干大根・油揚げ・砂糖・醤油・だし汁
エピソード紹介 切干大根作り
2月~3月の晴れた日にダイコンを細切り器でおろし、すのこに広げたり、ござをひいて干す。
3月も終わりになると、「とうがたって、もったいない(ダイコンが花が咲いて、もう食べられなくなる)」と、畑のダイコンを全部取って来てものすごい量の切干大根を作る。(からっからに乾燥して縮んでしまってから、缶に入れて保存。梅雨の時期にカビたりするので注意)
煮物はもちろん、酢の物・・・早春に出るセリとの酢の物はとても美味しいものである。
たくあん作り
冬、たくあん用にとダイコンを軒先に干す風景もまた田舎の風物詩。干し柿、干し芋、かきもち・・・夏、魚や海藻を干す風景とはまた違って趣がある。
寒い中、畑からダイコンをほじってきて、水で洗う作業は辛い。ましてたくあんなら大量だ。
洗ったダイコンを紐で1本1本縛って干す。干したダイコンに糠と塩を入れて重石をして漬け上がるのを待つ。
味見しながら食べ初めてよく漬かった頃には無くなって・・・とうのが漬物らしい。
最近はビール漬け、焼酎漬け、たくあん一つとってもいろんな漬け方が紹介されている。
作り方
①切干大根は水で戻す(戻した汁は捨てる)
②油揚げは短冊切りにする
③だし汁の中に戻した切干大根と油揚げを入れ、砂糖、醤油で味付けする(切干大根は甘味があるので、砂糖は控えめにする)