いもだこ

材料

サトイモ・タコ・だし汁・砂糖・酒・醤油・針ショウガ

エピソード紹介 厳選素材:サトイモ

 サトイモは、田いも、子いも、いもの子などとも呼ばれ、親芋に子芋、子芋に孫芋、その上曽孫芋がつくこともあり、子孫繁栄のめでたい野菜として、正月料理や祝いの席に縁起物として使われる。
 里芋は肉質が密で、柔らかく適度に粘りがあり、独特の甘味と舌ざわりがある。
 栄養的には、澱粉が主成分で、蛋白質、カルシウムなども含む。
 いも類の中では低カロリー。
 特有のぬめりはガラクタンと蛋白質の結合によるもので、酢を入れて茹でるとぬめりが取れやすくなる。
 便秘予防に効果的。
 皮をむいて手がかゆくなるのはシュウ酸のためで、手に塩をつけてむくとかゆくなくなる。(川に水がたくさんある場合は水車を入れてその中にサトイモを入れておくと皮がむけて楽。)
 サトイモを選ぶときは、凸凹のない、丸く太っているものが良質。泥を洗ってあるものや、皮をむいたものは、傷みが早い。

チャレンジしよう たこすかし
〈用意するもの〉 すかし棒(竹竿などの先に赤い布と針を付ける。タコの肝があれば、袋に入れて一緒に付けておく)
 一般にタコは夜行性で、暗くなると活動し始める。
 たこすかし(たこ釣り)は朝のまだ日が上がらない暗い時分か夕暮れ時がよい。夏の終わりから初冬まで比較的長く出来る。(8月の終わり頃から9月頃は、いいだこの最盛期)
 タコのいそうな所に岩場の上からすかし棒を海の中に入れてゆっくり揺さぶる。タコがくっついたら、素早く岩場に引き上げる。(もたもたしていると、逃げてしまうので、「あれっ、もしかして」と思ったら、外れでもいいから一度引き上げてみる) 

作り方

①生のタコに塩をたっぷりふりかけてぬめりを取る。頭の部分も裏返して塩でもむ(タコに噛まれると痛いので注意!手にくっついてきて大変。「生きたままはちょっと・・・」という方は大きなたらいに蓋をして触りやすくなるまでそーっとしておく)たこすかしにはタコの肝を棒の先に付けてやると良いので、出来れば取り除いておく。
②タコをさっと湯がいて、足は2cm位のぶつ切りにし、頭も足と同じくらいの大きさに切る(大根おろしorビールを入れるとタコが柔らかくなる)
③サトイモは食べやすい大きさに切る(小さい芋ならそのままのほうが良い)
④イモが八分目くらい煮えた頃、タコを入れてゆで、タコの色が変わったら砂糖・酒・醤油で味を付ける。

◎サトイモが無いときは、ジャガイモで代用しても可。冷凍のサトイモを使うと早く仕上がる。

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