ふきのとう味噌

材料

フキノトウ・だし汁・味噌・酒・みりん・砂糖・油

エピソード紹介 厳選素材:フキノトウ

 早春に出回るフキの花のつぼみのことで、独特の香りと苦味がある(最近は温暖化のせいか特に出るのが早くなってきているように思う)。
 栄養的にはフキよりも、フキノトウのほうがビタミン類やカルシウムなどのミネラルが多い。
 外皮を取り除き、根元を少し切り落としてから、ゆでてごま和えや酢の物、焼いて田楽のように砂糖味噌で食べたり、まな板の上でたたいて香りが出るようにしてからおつゆの薬味に使ったりする。

 ホイルに包んで蒸し焼きにすると酒の肴にもなる。
 ウドやコゴミなどと一緒に春の山菜尽くしの天ぷらも悪くない(低めの温度で揚げるのがコツで、揚げているうちにつぼみが開くと苦味が取れる)。
 また、咳が出て痰が切れない時には煎じて飲むと良い。

○○味噌
 ネギ味噌、柚子味噌、にんにく味噌・・・味噌に砂糖を加え、じっくり弱火で煮詰める常備菜。
 冷蔵庫に備えておけばご飯やおかゆの添え物がいつでもすぐ用意出来るし、豆腐や野菜に塗り、串にさいて囲炉裏で焼いて田楽にしたり、サラダのドレッシング感覚で使ったりととても重宝する。


 能登の家には囲炉裏をきった家が多い(昔はいつも炭をおこして汁物を炊いたり、串物を焼いたりして囲炉裏を囲んで暮らしていた。最近は囲炉裏も蓋をしたままの家が多いが・・・)。
 農家の冬の仕事は炭焼きで、炭焼き小屋が沢山あった。
 炭焼き小屋から煙が昇るのも懐かしい風景になってしまった。

作り方

①フキノトウは水洗いし、粗めのみじん切りにする
②鍋に油を入れて塩少々(色が冴える)を加えて熱し、フキノトウをさっと炒める
③みそを加えて木べらでよく混ぜ、弱火で1~2分炒める
④みその香りがしてきたら酒、みりん、砂糖、だし汁等を加え、つやが出るまでよく練りこむ

point 保存が利くとはいえ、長期にわたる場合にはたまに火を入れ直すようにする。

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