あごだし

材料

あご(トビウオ)・水

エピソード紹介:長手崎すいせん工房(珠洲市小泊地区の女性)グループを紹介します

 「冷蔵庫がない時代の先輩たちが伝えていかれた伝統食を守ろう」というコンセプトでグループを作り活動を始める。
 メンバーは12人、平均年齢60代(動きは30代、手を止めずに口も動く)で、家事の合間をぬって活動を続けている。
 あごの脂がのってない6月・7月に製造。(脂がのると独特の嫌な味がするため)

 以前の喫茶店を改造して製造しており、炭火焼作業は珠洲の珪藻土コンロを使用して行っている。
 白の割烹着に頭巾姿で、外のコンロにうちわをパタパタさせているのを見かけると、何かのイベントかと・・・(運が良ければ狼煙へのドライブ途中に見られるかも)
 内容は季節ごとに変わり、あごの季節が終わると、梅の1次加工(梅干・梅ジャム・梅ジュース)をつくったり、漬物(キュウリ、人参、ソウメンカボチャ=錦糸ウリ・・・)を作ってイベント等で販売したりする。
 生産だけでなく、ボランティア活動として道路横の花壇の整理もしたりしている。
 積極的に地域と関わる地域密着型の活動は全国的にも評価され、平成17年度農村漁村女性チャレンジ活動という農林水産省後援のコンテストで優良賞を受賞。    

 「あごの焼き干しを珠洲から全国発信していきたい!」

余談:代表の新谷さんはリンゴも作っていらっしゃる。このリンゴが甘くて美味しい。実は、リンゴの木の根元にあごの残(料理に使え無い部分)を肥料として使っているからだそうだ。(あごは捨てるところが無い)

体験メニュー 焼きあご干し作り
 昔は普通に各家庭でつくられていた懐かしい味「焼きあご干し」を作る体験。「あご」をさばいて、炭火で焼いて乾燥させる作業。

作り方

①あごの頭と内臓を取り、炭火で焼く(煮干のように煮る場合もある)
②骨をはずして天日で乾燥させる
 point:料理に使う時は8時間以上水につけておく

◎そうめんや雑煮のだしに最高。
◎茶碗蒸しのだしに使うと上品な味に仕上がる。

 値段は高いが美味しさ追求と思えば致し方ないか・・・。

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