さつまいもの蒸しパン
材料
サツマイモ・小麦粉・砂糖・ベーキングパウダー
食に歴史あり
40年ほど前はすりおろしたサツマイモに小麦粉とふくらし粉を混ぜ、ツバキの葉にこんもりとのせて、湯気のあがった蒸し器で蒸した。
サツマイモは荒地のほうが良く育つので、戦時中はどこにでも植え付けられていた。そして食糧の足しにもなった。(サツマイモのつるの入った粥・・・)
干し芋
最近は自然食ブームで干し芋が静かな人気をよんでいる。
こちら奥能登では、干し芋も自家製で、塩茹で(蒸す)したサツマイモの皮をむき、薄くスライスして(小さい芋ならそのまま)紐で縛って干したり、干し網にのせて作る。
3~7日、ただ干すだけだが、気温と風の関係で中々難しい(干している時、何度かひっくり返してやると良い。出来るだけ外気が冷たい時期のほうが美味しく出来上がる)。
出来上がった干し芋は、冷凍保存して、子供のおやつやお茶うけに出す。
能登では軒先に干し網の吊るされる頻度が高い。魚・海藻・野菜・・・
貴重な食材をいかに保存して食べるか、食べきるか、飽食の時代にこそ必要なことでは。
作り方
①サツマイモをすりおろす
②小麦粉と砂糖、ベーキングパウダーを混ぜて、アルミカップにサラダ油を塗り、8分目ほどいれて蒸す(以上は現代風)