豆すだれ(味噌豆)
材料
大豆・稲穂
エピソード紹介:昔のおやつ
「『今日は味噌作るよ~』と聞けば、学校から早く帰ってきて、大鍋に炊いた豆をお椀一杯もらうがやった。熱いうちに刺さんと通らんさかい、ヒーヒー言うて、作ったわ」
と、豆すだれを食べながら、懐かしそうに母が言った。
「おなかがすいたら、自分でおやつを探した(作った)もんや」
と父が言った。
今では味噌は買うものになってしまったが、昔はどこの家でも作るのが当たり前だったから、このおやつ作りも子供の楽しみだったのだろう。
ただの大豆なのだが、かめばかむほど味が出るというか、止まらなくなるというか、やみつきになってしまう代物である。
里山レシピに出てくる昔おやつは、あまり手間隙かからず、見かけは悪いが、なぜかおいしいというものが多い。
スナック菓子と清涼飲料水をおやつにして育った肥満気味の子供達にこそ、昔のおやつを食べさせたい。
作り方
①大鍋に煮た大豆を熱いうちに稲穂に一個ずつ刺す
②天日で①を干す