かきもち
材料
餅・油
エピソード紹介 年末のお仕事
師走も押し迫ってくると、正月準備に大忙し。
正月事始には、門松など正月用の木々を山へ採りに行く。(最近は、13日では早すぎるので28日頃にする所が多い)
正月用の餅をつく時に、いっしょにかきもち用の餅もつく。
29日は「苦の日」で苦餅、31日は一夜餅としてつくのを嫌われるので遅くとも28日までにつく。
昔ながらに米はせいろでふっくらと蒸したい。杵と臼で掛け声よろしくつく。手水と塩加減も大事。
つきあがった餅に秋に刈り入れたキビやユズ、黒豆、コンブなどを入れる。
薄くのばしてから、切り揃え、縁側に吊るして待つ。
かきもちは食べたいけど自分で餅をつくのも面倒だ、揚げたてを食べたい・・・そんなわがままに応えてくれるのが珠洲市シルバー人材センターから出ている「くずのかきもち」だ。乾燥したもので売られているので、油で揚げるだけ(オーブントースターなら5分程・・・シンが残って、もう少しとタイマーを回し、うかうかしていると焦げ付くので注意)というお手軽商品だ。
素朴で懐かしいおやつ:はなもち
「かきもち」を作る時一緒に作るのが「はなもち」。木の枝に色とりどりの丸めた餅を花に見立てて付ける。観賞が終われば砕いてあられにして食べる。
作り方
①餅をつく
②のし餅を切る
③餅を吊るして乾燥させる
④出来上がった餅を油で揚げる(揚げたかきもちは茶封筒に入れて油きり)
◎のし餅を包丁で切る際には、大根を切りながら餅を切るとくっつかずに切ることが出来る。(大根のアミラーゼと水分が包丁に付くことで通りがよくなるため)