古たくあんの酒粕煮
材料
古たくあん・だし汁・酒粕・醤油
エピソード紹介 厳選素材:古たくあん
前年大量に作って残ったたくあんは味も落ちてくるし、次の漬物の準備に桶を洗うためにも、古たくあんの処分が必要になる。
残りのたくあんを捨てずに美味しく頂く工夫の一つで、素材を最後の最後まで使い切る、もったいないという気持ちと美味しく頂きたいという気持ちが合わさった食べ物である。
古たくあんの煮物は、「手間ひまかけたぜいたくな煮物だから大名さんしか食べられない」という意味合いで「ぜいたく煮・ふるさと煮・大名煮」とも呼ばれる。
古たくあんの料理をしようとしても、古たくあんが手に入らない。(ダイコンを干してたくあんを作って、それを寝かせる)
今では貴重な食べ物となってしまった。
大根干し=写真=
冬、たくあん用にと大根を軒先に干す風景は田舎の風物詩である。
干し柿、干し芋、かきもち・・・夏、魚や海藻を干す風景とはまた違って趣がある。
古たくあんの煮びたし
材料:古たくあん・だし汁・砂糖・みりん・醤油・花がつお
作り方:
①古たくあんは水に浸して塩出しする(水を何度か替えて1日位浸しておく)
②古たくあんを薄く切る
③だし汁の中に古たくあんを入れ、砂糖、みりん、醤油、花がつおで煮込む
作り方
①古たくあんは水に浸して塩出しする(水を何度か替えて1日位浸しておく)
②古たくあんを薄く切る
③だし汁の中に古たくあん、酒粕を入れて煮る
④柔らかくなったら醤油を入れて味付けし、古たくあんに酒粕がつく程度まで煮詰める
point:古たくあんの塩出しは完全にする(塩出しが不完全だと長く煮ても固くて美味しく仕上がらないし、臭いもきつい)