じゃがいもとにしんの煮物
材料
ジャガイモ・身欠きニシン・醤油・砂糖
エピソード紹介 厳選素材:身欠きニシン
ニシンのえらと内臓を取って2~3日干し、開いて中骨を取り、天日にしっかりと干したもの。
昔は珠洲の移住者が多い北海道でニシンが大量に取れたからだろうか、ニシンが安く手に入り、大束で買い、色々な料理に使った。
ニシンを炊くと独特の煮汁(あわ立った匂いのきついもの)が出来る。フキやナスなどとの煮物もいいが、何と言ってもいも類、特にジャガイモとはとてもよく合い(“合い口やわ~”)脂分はジャガイモが吸収し、甘くどいほっこりとした味に仕上がる。
夏バテの時期によく作って食べる。
また、イワシと同様にぬか漬けにして「こんかにしん」も作る。
ニシンの骨は炊いてしまうと気にならなくなるので、お年寄りや子供たちにも評判が良い。
昔のおやつを作ってみよう
じゃがいもおやき
材料:ジャガイモ・タマネギ・ニンジン
作り方:
①ジャガイモはふかして、皮をむいてつぶす
②タマネギ、ニンジンを細かく刻んで塩・こしょうで味付けする
③ジャガイモを入れて炒めかためる
かやき(「貝焼き」がつまった?)
材料:ナス・身欠きニシン・味噌・酒粕
作り方:
①ナスは縦二つ割にし、食べやすい大きさに切り、水に入れてアク抜きをする
②身欠きニシンは一晩水にさらしてアク抜きし、1cm位に切り、少量の水で茹でておく
③ナスとニシンを合わせ、中火で10~15分程煮る
④柔らかくなったら、酒粕、味噌を加えて味付けし、一煮立ちしたら火を止める
作り方
①ジャガイモは皮をむき、大きめに乱切りしてから、しばらく水に浸し、アク抜きをする
②身欠きニシンは米のとぎ汁に一晩つけ渋味を取り、5cmくらいの長さに切る
③ジャガイモに水を加えて煮、大体柔らかくなったところで身欠きニシンを入れる
(生のニシンなら柔らかいのですぐ炊ける。煮立ったら火を止め、味をしみ込ませる)
④醤油・砂糖を加え煮汁が少なくなるまで煮る
point ジャガイモが煮くずれしないように気をつける。
昆布巻きを作った残り汁でジャガイモをたいてもいい。